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chanel マトラッセ 財布編集

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 ここで、裾野陣《すそのじん》の大評議をした各将は、待ちもうけていた菊池半助を、地理の案内役として先陣にくわえ、全軍|犬巻峠《いぬまきとうげ》の嶮《けん》をこえて、富士《ふじ》河原《がわら》を乗りわたし、天子《てんし》ケ岳《たけ》のふもとから南裾野《みなみすその》へかけて、長蛇《ちようだ》の陣をはるもよう。  西をのぞめば、雨《あま》ケ岳《たけ》のいただきを陣地とする武田伊那丸《たけだいなまる》の一党《いつとう》、北をみれば、人穴城《ひとあなじよう》にたてこもる呂宋兵衛《るそんべえ》の一族、また南の平野には、葵《あおい》の旗指物《はたさしもの》をふきなびかせて、威風《いふう》りんりんとそなえた三千の三河武士《みかわぶし》がある。  ここ、いずれも、敵味方三方わかれの形である。  甲《こう》を攻めれば乙《おつ》きたらん、乙を討たんとせば丙突《へいつ》かんという三角対峙《さんかくたいじ》。はたしてどんな駈引《かけひ》きのもとに、目まぐるしい三つ巴《どもえ》の戦法がおこなわれるか、風雲の急なるほど、裾野のなりゆきは、いよいよ予測《よそく》すべからざるものとなった。  けれど、それは人と人とのこと、弓取りと弓取りのこと。晩秋の千草《ちぐさ》を庭としてあそぶ、鶉《うずら》や百舌《もず》や野うさぎの世界は、うらやましいほど、平和そのものである。  ちょうどそれとおなじように、のんきの洒《しや》アな顔をして、またぞろ、裾野へ舞《ま》いもどってきた泣き虫の蛾次郎《がじろう》はばかにいい身分になったような顔をして、あっちこっちを、のこのこと歩いていた。     三 「木隠《こがくれ》が出立《しゆつたつ》してから、きょうで、はや四日目。——かれのことだ。よも、裏切《うらぎ》りもすまいが、なんの沙汰《さた》もないのは、どうしたのか。おいとしや、若君のご武運もいまは神も見はなし給うか」  床几《しようぎ》によって、まなこをとじながら、こうつぶやいた小幡民部《こばたみんぶ》。  ここは、陣屋というもわびしい、武田伊那丸《たけだいなまる》のいる雨《あま》ケ岳《たけ》の仮屋《かりや》である。軍師《ぐんし》民部は、きのうから幕《まく》のそとに床几をだして、ジッと裾野《すその》をみつめたまま、龍太郎《りゆうたろう》のかえりを、いまかいまかと待ちかねていた。  が——龍太郎のすがたはきょうもまだ見えない。四日のあいだには、かならず兵三百を狩《か》りあつめて、帰陣すると誓《ちか》ってでた木隠龍太郎。ああ、かれの影はまだどこからも見えてこない。  いよいよ、絶望とすれば、ふたたび、人穴城《ひとあなじよう》を攻めこころみて、散るか咲くかの、さいごの一戦! それよりほかはみちがない。すでに兵倦《へいう》み、兵糧《ひようろう》もとぼしく、もとより譜代《ふだい》の臣でもない野武士《のぶし》の部下は、日のたつほどひとり去りふたりにげ、この陣地をすて去るにちがいない。 「軍師《ぐんし》、軍師、小幡民部どの!」  ふいに、耳もとでこうよぶ声。  あれやこれ、思いしずんでいた民部が、ふと、見あげると、巽小文治《たつみこぶんじ》と加賀見忍剣《かがみにんけん》が連れ立ってそこにある。 「オ。これはご両所《りようしよ》、なんぞご用で」
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