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2015-01-24 04:53    長財布ランキング レディース
「陽子がだれと結婚しても、また一人でいても、とにかくぼくは独身でくらすよ」 「あら、なあぜ?」  陽子が無邪気におどろいた。徹はだまって歩きだした。急にだまりこんだ徹を陽子は立ちどまって見送った。徹がくるりとふりむいて大またで近づいてきた。 「陽子、ぼくは陽子ときょうだいで育たなければよかったと思っているんだ。北原がうらやましいよ」  徹の言葉に陽子はハッとした。 「いけないわ、おにいさん。そんなこといっては」  陽子はドイツトーヒの幹に手をかけた。体がゆらゆらとゆれるような思いであった。徹の目のいろの激しさが、陽子を不安にした。 「陽子はぼくをきらいなのか」 「好きよ。大好きよ」  陽子はふいに孤独をかんじた。 「そうじゃないんだ。つまり、陽子は……兄としてのぼくを好きなだけだろう?」 「そうよ。当たり前じゃないの、おにいさんですもの」  陽子の言葉に徹は臆さなかった。 「陽子、ぼくはね。ずっと前から、陽子を妹としてではなく、血のつながっていない他人として、女性として、陽子のことを考えてきたんだ」 「…………」 「しかし、陽子はぼくを兄としてしか、考えてはくれなかっただろう」  風がしずかに林の中を過ぎていった。陽子は徹の言葉がさびしかった。 「おにいさん。おにいさんは陽子が小さい時から、ずっとおにいさんよ。いつまでもおにいさんでいてほしいの」