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2015-01-27 22:52    ルイヴィトンヴェルニコピー
 音吉の全身に鳥肌《とりはだ》が立った。日本ではキリシタンとわかれば、一族打ち首になると聞いている。 「ほ、ほんとか、舵取《かじと》りさん」 「うん、多分な」  岩松は腕を組んだ。三人は、マクラフリン博士の信仰が、キリスト教であることを知らなかった。いや、第一キリシタンなるものを知らなかった。日本では二百五十年も前からキリスト教は禁制である。一体どういうものがキリシタンなのか、見るにも聞くにもその機会がなかった。只《ただ》、岩松だけは北前船《きたまえぶね》に乗っていた時、船乗り仲間の一人に、 「俺の村には、隠れキリシタンがいる」  と、聞かされたことがあった。そしてその時、キリシタンの印《しるし》は、十の字だと教えられた。この十字架にキリシタンの頭目《とうもく》は磔《はりつけ》になったのだと、その時初めて聞いたものだ。  今、岩松は人形芝居を見ていてふっとその話を思い出したのだ。三人は今まで、十字架にかかったキリストの絵も像も見たことはなかった。マクラフリン博士の家には十字架の印さえなかった。礼拝を行う部屋は礼拝堂ではなく、博士の家の広間であった。キリストの絵は飾られてあったが、それは両手を広げ、すべての人を受け入れようとする、やさしいまなざしのキリストであった。 「アーメン様かと思うたら、キリシタンか。どうする? 舵取りさん」 「そうやな。とにかく信ずるわけにはいかんわな。話を聞いたと言うただけでも、牢《ろう》に入れられるかも知れせんでな」 「大変なことになってしもうたな、舵取《かじと》りさん」  音吉は青ざめた顔を岩松に向けた。教師が、 「イエスさまこそ真の救い主です。この方のみもとに集まりなさい」  と、結びの言葉を述べていたが、三人の耳に入る筈《はず》はなかった。      三  砦に向かってなだらかな広い傾斜地だ。野菜畠《やさいばたけ》やりんご園、そして、牛や羊を放牧する牧場がある。珍しく晴れ上がった九月の午後だ。秋の日ざしに青いりんごがつやつやと光っている。 「そうやなあ。困ったことになってしもうたな」