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ミュウミュウバッグ ピンク編集

[ミュウミュウ] MIUMIU レディース 2WAYショルダーバッグ MADRAS [マドラス] RT0539 2AJB [並行輸入品]
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「酒じゃない……」  隅田はゴブレットを見て首を傾げた。 「あなたを勇気づける為の飲物よ」  香織は三戸田と顔を見合わせて笑った。 「香織様の愉しそうなお顔は久しぶりです。私まで愉しくなります」  三戸田は実際愉しそうに言った。財界の巨星と言われるそのどっしりとした|風《ふう》|貌《ぼう》も、こうしていると遊び好きのお大尽といった屈託のなさだけが浮きあがっていて、ひどく身近な人物に感じられるのだった。 「僕を勇気づけるんですって……」  隅田はくつろいだ空気に融け込んでいた。 「これには不思議な効用がありましてな。人間の気持を大らかにしてくれるのです」 「あなた、自分が何分か前とまるで違った人間に変っていることに気がつかないの」  香織はクスクス笑いながら言う。隅田は少し考え込んだ。 「たしかに、こちらへはじめて足を踏み入れた時は度胆を抜かれましたよ。僕のようなサラリーマンにとって、三戸田会長と言えば近寄ることもできない存在ですからね。それにこの部屋の様子……赤ずくめで、おまけにお二人ともソクラテスのような着物を着ていらっしゃるし、それがまた赤いと来てるんですからね。口もきけないくらい驚いても当り前でしょう」  と答えた隅田は香織に向って、「それに君だ。君がこんな場所にいようとは思っても見なかったよ」  そう言って手をさしのべた。その手は香織のなめらかな掌に包まれた。 「今日守屋へ行って来たのね」  掌は微妙にうごめいていた。肌に伝わる香織のぬくもりと、その微妙な肉のうごめきが、隅田の五体へさっきの飲物のときのように、熱いショックとなって拡がって行った。隅田は椅子から滑り降り、香織の|膝《ひざ》をだいた。
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