シャネルキャビアスキンチェーンバック
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null「いいお毛々、してるじゃないか」 「お願い! もうやめて……!」  最後の力で身をよじった。そのはずみに、太腿をさらに大きく割られた。宮永が、両下肢の間で中腰になった。黒々と濡れ光る仰角のものが視野に揺れた瞬間、朱鷺子はああ……と、深い絶望感に襲われた。 「やめて、それだけは……お願い!」  だが、宮永は容赦しなかった。  仰角のものが、女芯《によしん》に押しあたってきた。  赤黒い男根は、これ見よがしに膣口部《ちつこうぶ》の蜜の中にひたって、掻《か》きまわすように動き、割れ目をくつろがせていた。  朱鷺子は、もう絶体絶命だった。  押し伏せた宮永と梨田は、もしかしたら、本番男優というものかもしれない。  ライトが照り、カメラがまわっている人前なのに、臆したところがない。  慣れている。凌辱シーンをさらにそれらしく効果あらしめるために、朱鷺子の抗《あらが》いを上手にたぐり寄せながら、男性機能を凜々《りんりん》とみなぎらせているのだった。  それはもう、あたっていた。  宮永の仰角が、秘唇を押し分け、膣口部を掻きまわす。 「あッ……いやいや」  クレバスとラビアがいたぶられるにつれ、顔のそばで光るナイフにも怯《おび》えて、朱鷺子はもう半ば、観念するように、眼を閉じた。  すると、宮永が意外にも、 「どうだ、奥さん。今ならまだ間にあうんだぜ。乃木坂ホテルを近代企画に委《まか》せずに、田宮社長の赤坂総業に委せると約束してくれれば、これ以上はやらねえよ」  そんなことを言った。