tsutaya新作レンタル
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るろうに剣心 通常版
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るろうに剣心 通常版 
GODZILLA ゴジラ 北米版 / Godzilla
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null 若林は笑った。 「そうかね? あのロッカーはさっき開けた」 「本当か? 本当なら、何であんなにあわてて戻ってきたんだ?」 「あんたにだまされたことが|肚《はら》に据えかねたからだ。ロッカーから出した現ナマは、いま、車のトランクに入れてある。あんたが私たちをペテンにかけたことから、あんたが時間稼ぎをやって何かをたくらんでいる、と気付いて、ダイアル・ロックを合わせてロッカーを開いて現ナマを取り出すと、いそいでここに戻ってきたんだ。案の定だった。どうやってロープから脱けだした」  桂木は呻いた。 「ロープが腐ってたんだろう」  若林はニヤリと笑った。 「そんな筈はない」 「どうでもいい。本当にあんたが俺のロッカーのダイアル・ロックを解いたのなら、本当の組み合せ番号を言ってみろ」  若林は命じた。 「ちょっと待ってくれ。いま思いだすから——」  桂木は|瞼《まぶた》を閉じた。二分ほどしてから目を開き、 「まず右に七十一を四回……それから左に……」  と、しゃべる。  その組み合せの番号は合っていた。若林は|頷《うなず》き、 「なるほど。あんたがダイアルの魔術師というのは本当のようだな」  と、呟く。 「ああ。あの地下室にはまだガスが残っていたから、防毒マスクをつけ、ゴム手袋をつけてダイアルに取りくんだが、君が言った組み合せ番号が嘘と分ってから、十五分もかからずに合わせることが出来た。防毒マスクで聴覚がさまたげられ、ゴム手袋で指先の感覚が鈍らされても十五分だ。コンディションがよかったら三分もかからなかったろう」