シルクジャージ
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(インディヴィ)INDIVI ウォッシャブルシルクジャージプルオーバー
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(インディヴィ)INDIVI ウォッシャブルシルクジャージプルオーバー 
(マックスアンドコー)MAX&Co. シルクジャージポケット付き7分袖カットソー
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(マックスアンドコー)MAX&Co. シルクジャージポケット付き7分袖カットソー 
null「インスタントだよ」 「うん。ありがとう。温かいの、飲みたかったの」  ゆり絵の家の茶箪笥《ちゃだんす》からコーヒーカップを取り出し、インスタントコーヒーの粉を入れ、ポットのお湯を注ぐ。  僚は、ほうっとため息をついた。何かをしているほうが気がまぎれる。沙希とふたりだけだと緊張してしまって肩《かた》が凝《こ》る。 「どうぞ」 「身体、だいじょうぶ?」 「うん。発作は一過性なんだ。貧血みたいなもんだから、今はぜんぜん平気だよ」 「病院に行ったんだ?」 「うん。行った」 「どうだったの? あっ、ごめん、聞いちゃいけなかったかな?」 「いいよ。別に。元気だって言われたよ。病気は病気なんだけど、ぜんぜん平気だって」  僚は、軽い口調を装って言った。  ——ゆり絵の気持ち、わかるな。  ほんとうに深刻な話は、口に出せない。  重すぎて、つぶれてしまいそうになるから。  心臓の真ん中に穴が開いているだの、手術が必要だの、いつ発作を起こすかわからないだの、効果的な薬がないだの、赤の他人に説明できるわけがなかった。  ゆり絵が過剰《かじょう》反応して、黒い性格になってしまうわけだ。  ——検査受けるの、イヤだったら、僕が代わりに受けてやるよ。魂《たましい》が入れ替《か》わっているんだから、ちょうどいいだろ。