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2015-02-04 01:40    ルイヴィトンヴェルニカバン
「あたりまえさ!」ネスは……ええ、もちろん、それはネスです! あっけにとられた信者さんたちの真ん中で、胸を張っていいました。「正義は必ず勝つんだからね!」 「とんで火に入るハッピー野郎め」教祖は凄じいまでの笑顔を浮かべると、背後の厨子に駆け寄って、扉に両手をかけました。「今度はもうほんとの本気で容赦せんぞ! それ、我等がご神体、マニマニの悪魔のスーパー・オーラを受けてみよ!」  バーン!! ひどく乱暴に開けたので、扉がバラバラになりました。集中するライトの青を反射して、黄金像が目くらむほどに輝きます。ゴージャスに、燦然《さんぜん》と、光の束を照射します!  それを背負って立ったカーペインター尊師は、不気味な光の羽根を広げた巨大な孔雀そっくりです! たちまち聖堂じゅうに信者さんたちの呻きと悲鳴がこだましました。あまりのパワーとまばゆさに、みんな殴られたように薙《な》ぎ倒されてしまったのです。 「卑怯だぞ、カーペインター!」ネスは吠えました。扉が開こうとした瞬間、咄嗟に野球帽のひさしを目深《まぶか》にひきおろしギュッと目を細めておいたので、そんなにショックは受けずにすんだのですが。回りじゅうでひとが倒れ、無闇に逃げ惑ってうごめくので、もう全身がモミクチャです。ラッシュアワーの駅の階段で、じっと立ったままでいるとこを想像してください。「信者さんたちを巻きこむな!」 「ぬは、ぬはははは、なんとでも言うがいい!」青光に彩られた教祖の顔は、悪魔そのもの。気弱なひとのいい尊師の面影など、もうどこにもありません。「逆らうやつは許さない。俺は教祖だ、偉いんだ。もうじき世界じゅうがブルーになって、全部が全部俺のものになるんだ! ふふふふ、あーっははは、なんて愉快だ、気持ちがいい! みんなみんな、俺の足元にひれ伏すんだ! 俺は強いぜ。最高だぜ」 「ああ、教祖さま……わたしたちの大好きな教祖さま」ネスのそばで、クマの出た顔の女のひとが、目にいっぱい涙をためて呟きます。「わたしはあなたに従います。どこまでだってついていきます」 「みんなブルーになるんだ!」屈強な樵《きこり》さん風の男のひとが唾を飛ばします。「ブルーは素敵だ、きれいなんだ! ブルーな地球で、誰でも楽しく暮らすんだ!」 「……ネス! ネス! しっかりして!」 「き、気持ち悪い……何だか変だよ」 「そりゃ変よ」うなずくポーラが二重三重に見えました。「頭にきのこが生えてるもの」  白い垣根の大きな家。色とりどりの花壇。かわいらしい子供の歌声。ポーラスター幼稚園です。屋根の上では黒猫がのんびり昼寝をしています。  金髪を肩に垂らした美人のポーラママが玄関口に駆けつけて、娘をギュッと抱きしめます。ポーラはよろめくネスの手を引いて、大統領執務室の小型版みたいな部屋に案内しました。立派な机の向うにはリンカーン髭のおじいさんがいて、山なす書類を前に、片手で胃を押え、片手をズボンの裾からつっこんで足首のあたりをボリボリ掻きながら、しかめ面をしていました。が、ポーラを見ると、椅子を蹴倒す勢いで立ちあがり「よく戻った」と渋く笑いました……。 「そら、とれた」ツーソン市立病院から往診に来てくださったお医者さまが、上手に切り取ったキノコを見せてくれました。「でっかいのう。ソイソースでもつけて焼いたらうまいかな……いやいや、冗談だよ。研究用にもらってもいいね?」 「もちろんです」ネスは心からホッとしました。キノコをはずしてもらったら、世の中はまた正常に戻りました。「どうもありがとうございました」 「どういたしまして。でも、きみたち、今後は充分に気をつけたまえね」お医者さんは危ないキノコをビーカーに入れると、厳重に封をしました。「ヤボな説教するんじゃないが、ここら近頃ぶっそうだ。怪物、野獣に天候異変。変態、悪人、ダンジョン男。知らない場所に出かければ、道に迷って冷や汗かいて風邪をひくかもしれないし、ちょっと油断をしたならば怪我に火傷に腹下しも危ない。世界じゅうにはまだ知られていない風土病だってあるかもしれないぞ。子供たちだけで冒険旅行に出かけるだなんて、正直言って気が知れん。ポーラ、おたくのオヤジさんは、昨日もカウンセリングを受けに来ていたんだよ。娘の身の上が心配で胃はやられるし肩は凝るし腰はギックリだし夜も眠れないから幼稚園の子供たちと一緒に昼寝してたらアセモをうつされたとかって……」