gucci キーケース製品 グッチキーケースメンズ新作 gucci キーケース推薦|gucci キーケース良い outlet!


2015-02-04 02:31    gucci キーケース
 ベルギーとの国境近いリールまでヨーロッパ三号の高速道路をブッ飛ばす。国境の近くでカツラと付け髭を外した。  国境のゲートでは日本のパスポートを出したので、車のなかを調べられることはなかった。  国境を越えると、再びカツラと付け髭をつける。美しいベルギーの田園地帯をまずアントワープに向かう。そこを過ぎオランダ領に入るが、ベネルックス協定で検問所も税関も無い。  ブレタとユトレヒトを過ぎ、アムスに着いたのは夜明け近くであった。早朝からヒッピーたちがたむろしているダム広場と、飾り窓の女たちの店が並んでいる運河のあいだにあるペンション・アダムスに車を走らせる。  そこは中庭が駐車場になっていて、長期の泊り客に安く部屋を貸している。二流ホテルの半値ぐらいだ。  車幅よりわずかに広いだけの入口から、石畳の中庭の駐車場にB・M・W二八〇〇CSを突っこんだ新城は、一度表に出てから、ペンションのロビーのフロントに回る。  いかにもオランダ人らしい赤ら顔と赤っぽい髪の大男の主人が、カウンターのうしろの揺り|椅《い》|子《す》で眠りこけていた。  新城はカウンターの上の鈴を振った。しばらく鈴が鳴ってから、主人は目をこすりながら起上った。 「起こして済まないな。部屋は空いてるかい?」  新城は笑いながら|尋《たず》ねた。 「どのくらいご滞在で?」  主人は、カウンターの裏の棚のボルスの|壜《びん》からジンを一口飲んだ。 「さあ……とりあえず二週間。前払いでもいい」 「そいつはどうも。一日八ギルダー、シーツの取替えと掃除のサーヴィスが毎日加わったら二ギルダーずつ追加です」  主人は言った。 「シーツを取替えてもらうときにはこっちから言う。じゃあ、一日八ギルダーとして二週間分の百十二ギルダー、それに、あんたに朝早くから起きてもらった礼として八ギルダー、全部で百二十ギルダーを払っておこう」  新城は財布を出した。一ギルダーは約百円だ。 「どうも、どうも……」