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2015-02-05 17:34    ビトン長財布
「エルフェールと同じ髪の色、同じ目鼻だち……王家の血というのは、意外に強いものなのですね」  シュゼールは、もともと叡理国王家の出である。エルフェールとは、従兄弟の関係にあたる。子に恵まれなかった蘇格《ソケール》国国王が、少年時代の彼を養子として譲り受けたのだ。そうした事情も、叡理国と蘇格国の合併という説がまことしやかに唱《とな》えられる一因となっている。 「さすがは、当代随一の技術者。観察力がある」  シュゼールは高らかに笑い、両腕をベンチの背に広げた。皇太子でありながら、他国の公園などに平気で座って腕を広げられるその胆力に、ネルは何か得体のしれない器のようなものを感じた。 「私に何か御用でしょうか」  ここに皇太子がいるという理由は、周囲を見渡しても自分以外には考えられない。  歓迎する気持ちは芽生えなかった。やっかいな政争に巻き込まれるのはごめんだったからだ。ネルにとって、この皇太子はまだ疫病神そのものだった。 「ここに来た目的は、二つある。簡潔に話そう」  シユゼールはにわかに君主の顔を顕して言った。 「一つには、おれはあんたが欲しい」  黙ったまま、ネルはシュゼールに対して何も言葉を返さなかった。答えようもなかったからだ。  それにしても、歴史物語や産業小説で聞くような台詞《せりふ》を、自分が受けることになるとは。  ネルは、何やら自分の姿を外から眺めているような、妙に客観的な浮遊感を覚えた。 「我が国に来れば、いまのようなおざなりな待遇から飛躍できるぞ。地位だけを与えて、後は放置…おれはそんなことはしない。おれは約束する。豪邸に住み、水気車を乗り回し、東洋人と指をさされることもなく、各国の美女を抱く。そういう日常をな。それに相応しいだけの知恵と知識を、あんたは持っている。看護婦にもまともに相手にされないような場所に、留まっているべきじゃない」 「おざなりであるからこそ、自由なのですよ。自由に自分の研究ができる。酒池肉林《しゅちにくりん》に縛られるのは好きではありません。代償が怖い」 「だが、いまのあんたは、著《いちじる》しく虐《しいた》げられている。  それを惜しいと思って言ってるんだ」  策謀のにおいがした。爆発事故で窮《きゅう》している、まさにその時機を見計らって近づいてきた隣国の王子……。