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2015-02-06 23:25    chanelカンボンラインラウンドファスナー長財布
 どんな拳銃でも、得意の扇撃ち《フアニング》の最初の一発の飛び具合で、癖を見極めると、すぐ狙いを修正して二発目では、的に撃ち当てたものだ。  それが月夜とは言っても、足もとの揺れる救命艇の上で、標的は暗い海のうねりの間にある。  皆川は良く睨み据えて、潜望鏡のキラリと光る硝子が、こちらを向いた時に扇撃ちを始めたのだ。  一発目は闇の中に消え、二発、三発、四発と探るように放ったが、いずれもどこへ飛んで行ったものか分からない。  五発目が当たって、カシャンと音がした時は、嬉しくて頭の中が熱くなった。  もうこれで、怒って浮上して来たUボートに、撃ち殺されても、往生してくたばれると皆川は思った。  他の乗組や乗客も、遅かれ早かれ殺されると決まっていて、逃れようもまずないのだから、この上は浮上して来たUボートの、司令塔や甲板に出て来たドイツ野郎《ク ラ ウ ツ》を、ひとりでも多く道連れにしてやりたい。  予備の弾丸をたっぷり欲しいと、皆川は目を光らせた。  先についていたレンズを、拳銃弾で割られた潜望鏡は、いつの間にかうねりの中に消えている。  覗いていたドイツ野郎は、さぞかし驚いて慌てただろうと思ったら、気味が良くて堪らない。  それにしても怒って浮上して来るだろうから、その前にたっぷり拳銃弾が欲しいと、皆川は思った。 「二等運転士《セカンド・メイト》、弾丸を下さい。浮上して来たのを撃ちまくってやります」  救命艇の乗客と乗組を皆殺しにしようとすれば、Uボートの使うのは、司令塔の上に装着する機関銃だ。  五インチ砲で撃つほどの大きさではないし、真逆《まさか》救命艇に魚形水雷は使うまい。  司令塔の中から上半身を出すだけのドイツ水兵だから、木製の救命艇の中で全身を曝しているこちらは武器も小銃や拳銃だし、相手は機関銃なので、圧倒的に分が悪いが、やりようでどうにかなるかもしれないと、喧嘩慣れした藤本大吉は思った。  藤本大吉は神戸港の沖仲仕で、ロンドン港の荷役を学びに行っていた男だ。  こんな大がかりな機関銃を相手の喧嘩は初めてだが、修羅場の場数は数え切れないほど踏んでいる。  六隻の救命艇の艇長に分けて持たせている散弾銃やライフル、それに拳銃で、司令塔の上に装着しようとする機関銃に、狙いを定めて撃てば、Uボートは手子摺《てこず》るに違いない。