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ポールスミス長財布メンズ新作編集

「どうして六ヶ月くらいで別れちゃうんだろう。それならはじめから結婚しなければいいのに」 「籍まで入れちゃったんですものね。馬鹿みたい……。でも、あなたまで言うことないじゃないの。うんざりだわ。みんなで同じことばかり言うんですもの」  浜田は敏子の短い髪を、煙草をはさんだ左手でそっと撫でた。 「ごめん……」 「また言って来たのよ。向うの親たちや仲人がね」 「うるさいだろうが、仕方ないな」 「つめたいのね」 「だってそうだろう。大したわけもないのに出て来てしまったんだ。たった半年《はんとし》じゃ、説得すれば元のさやに納まると思うだろうし、それじゃもういいですと言えば事が荒立ってしまう」 「言ったって判ってもらえないわ」 「君の気持か」 「ええ。あたしの我儘だ……でおわりにされちゃうわ。でも、彼だってあたしのこと、あんまり好きじゃないはずなんだけどなあ」 「ご主人がもういいと言えば、それでけりがつくな。でも、いまだにそれを言わないところを見ると……」 「まわりよ」 「まわり……」 「そう。兄さんやご両親や、結婚式に呼んだ人たちや……。そういうものを気にしてるの。出て行かれてはみっともないと思っているのよ」 「ご主人にして見ればもっともかも知れないぜ」 「まあいいわ。このお天気みたいなものよ。梅雨は雷が鳴るまではアガらないのよ」 「君は頭がいい。手近なものでうまくたとえる」
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