收藏

財布メンズ二つ折り薄型編集

(ギャラリープラス) Gallery+  二つ折り 財布 小銭入れ付き メンズ 本革 薄い サイフ スリム コンパクト 財布
__3,48000
(ギャラリープラス) Gallery+ 二つ折り 財布 小銭入れ付き メンズ 本革 薄い サイフ スリム コンパクト 財布 
[ラン]LAN 二つ折り薄型全革財布(カード・お札・定期入れなど) ブラック
__1,98000
[ラン]LAN 二つ折り薄型全革財布(カード・お札・定期入れなど) ブラック 
[スィンリー] Thinly 実用新案登録済_日本製_分厚い財布から解放_カード破損軽減_薄型収納タイプスムース革シリーズ_札入Sサイズ
__8,464 - 9,63900
[スィンリー] Thinly 実用新案登録済_日本製_分厚い財布から解放_カード破損軽減_薄型収納タイプスムース革シリーズ_札入Sサイズ 
薄い財布 abrAsus(アブラサス)
__14,95000
薄い財布 abrAsus(アブラサス) 
コードバン×本ヌメ革 カード札入れ/純札入れ/小銭入れ無し二つ折り財布
__14,04000
コードバン×本ヌメ革 カード札入れ/純札入れ/小銭入れ無し二つ折り財布 
【ノーブランド品】蛇革と牛革 二つ折り薄型長財布 ブラウン 艶なし マット
__6,26400
【ノーブランド品】蛇革と牛革 二つ折り薄型長財布 ブラウン 艶なし マット 
「ノイン(九)」  と言う。  私は車内に乗りこみ、 「ナイン! ゼックス(六)」  と言った。少年は七ディナルまで値引きした。私は車が走りだそうとしたら、六ディナルにするだろうと信じて、あくまでその数字を繰返し、あとは知らんぷりをしていたら、案に反して少年は向うへ行きかけた。  そこで慌てて呼びとめ、結局七ディナルで買う。いささかしてやられた感じ、或いはいささかみっともない思いである。  ふたたび同じようなかなりよい道を車は走りだす。道をしばしば羊が横ぎる。ときには牛やロバも。車はかなりのスピードで走っているので危ない。平原にラクダの姿がチラホラする。  十一時過ぎ、ケイルウアンという町に着いた。チュニスから百五十五キロとのこと。私は日本ではこんな長距離ドライヴをしたことは一度もない。  その町は綺麗で、古いモスクがあった。広い中庭にはいったが、建物の内部の茣蓙《ござ》が敷いてある部屋には外国人ははいれない。中庭の一隅に井戸があり、少女が一人、二つのバケツを下げて水くみにくる。井戸の綱をたぐって、バケツに水を入れた。たしか阿川さんが手助けしてやったように記憶している。その井戸の深さは五メートルくらいで、綱をたぐるにも時間がかかるからである。  中庭の中央には日時計があった。日時計は母との中近東やエジプトの遺跡めぐりの旅でも見たが、私はこうした古代の代物についての知識がすこぶる弱い。  なにやら由緒ありげなモスクらしいので、大使館の人に尋ねると、 「九世紀頃のものでしょう」  そのうえ彼はぶ厚い本を開いて(チュニジアの案内書なのであろう)調べてくれた。このモスクは紀元八六六年、チュニジアでいちばん古いものなのであった。当時、ベルベルとアラブが戦争をしてアラブが勝ったが、そのアラブの最初の都がこの町とのことである。  再度、車に乗って出発。町はずれに墓場があり、白い墓石がずらりと並んでいる。日本の墓地は概して陰鬱だが、外国の墓場は美しく、花も一杯飾られていて華やかなことが多い。この墓場は別に花もなく、ただ白い墓石が並んでいた。ふと、かつてニューカレドニアの首都ヌメアの墓地で、外人の墓が美々しいのに、明治時代に移民した日本人の墓のみが重々しく沈んでいたことを憶いだした。そのなかに一つ、ただ「日本人の墓」と記された墓石があった。名もなく金もなく異境に死んだ人々の共同の墓石である。あのときは、胸が一杯になって涙があふれそうになったものであった。  また広々とした平原となる。大使館の人が、 「アルファザイという雑草がこの辺に生えています。これが紙を作る原料となります。日本も輸入しています」  と、教えてくれる。  次第に光景がより南国的になり、椰子がかなり生えている。平原にも緑の色が多くなり、四角い小さな石の家が点々と見える。小さなラクダが沢山いた。
表示ラベル: