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2015-02-24 19:06    長財布ミュウミュウ財布新作
「そう、三月なかごろだってね例年は、だから例年並みなんですよ」  そうか、ワレワレが来た年は暖冬だったのだ。梅は日照で開花がきまるらしい。たしかに南向きのあたりは、かなり咲いている。  繰り言をいっていてもはじまらないので、咲いてる紅梅から香りをききだした。  スエイさんは、梅の枝を歯ブラシかなんかのように、鼻の穴のあたりにゴシゴシこすりつけている。去年は、ワレワレが|あまりに《ヽヽヽヽ》花と鼻をくっつけるのを奇異の目で見ていたっていうのに。  枝に鼻を押しつけておいて、ズルズルズルっと顔を移動させるっていう大技も繰り出した。  そうこうするうち、お腹も空いてきたし、体も冷えてきた。どこかに陣地をつくって、宴会を、ということになって、土地を物色する。敷物は「たたむとカバンみたいな形になる」ベンリなのを用意してあった。  ところが、どうも斜面ばかりで、落ちつかない。こんなとこに敷物を敷いたなら、なにもかも手でおさまえていないといけない。  絶好の物件があったのだが、そこは既に先客が予約済みである。広げられたシートに、ダンボール箱がひとつ、おそらく宴会用具一式だろう。だが、人影はない。  はじめのうちは、あんまり、そばにいくのも、と遠慮していたのだが、いかんせん、そこがいかにも平らなもんだから、じりじりにじり寄っていってしまう。  ついには敷物同士くっつけて、まるで二世帯住宅みたいにしてしまったかと思うと、尻だけはそのヨソンチの座敷に居つかせている。  私がいいココロモチに、赤ワインをやってると、ふと人の気配があり、こちら側を見ている三人が、「あ! すいません!」といっせいにあやまった。  すばやく振りかえると、四十がらみの、おとなしそうな人が、ぬっと立っている。 「あ! すいません」と、これには私もオドロイて、ただちに尻を我家の座敷の方へともどしたのだった。  そのおとなしい人は、シートをバタバタバタと折りたたみ無言のうちに歩み去った。  すっかりかたづいたので、今度は大イバリで、その特等地で酒盛りのやりなおしをしていると、いくらもしないうちに曇った空からチラチラと落ちてくるものがある。 「風流だねー」と私は言った。  雪が降ってきたのだ。 「うん、風流だけど……」